「レターパックって、速達みたいに早く届くって聞いたけど本当？」「ライトとプラスってどう違うの？」そんな疑問を持ったことはありませんか？
レターパックは、手軽で便利な郵便サービスですが、種類や使い方を間違えると、思っていたより届くのが遅かった…なんてことも。
この記事では、レターパックと速達の違いをやさしく解説しながら、ライトとプラスの選び方や注意点まで、初めての方でもわかりやすくまとめています。日常のちょっとした郵送も、正しく使えばもっとスマートになりますよ。
レターパックとは？仕組みと基本の使い方
レターパックは、日本郵便が提供する、A4サイズ・4kgまでの荷物を全国一律料金で送れる便利なサービスです。信書も送れるのが大きな特徴で、対面での受け渡しやポスト投函にも対応しています。
全国一律で送れる手軽な配送サービス
レターパックは、全国どこに送っても送料が変わらないのが魅力です。プラスは600円、ライトは430円とわかりやすい料金体系なので、事前に計算する手間も省けます。重さは4kgまで対応しており、ちょっとした書類や小物の発送にもぴったりです。
信書もOK！ほかの郵便との違い
一般の宅配便では送れない「信書」も、レターパックなら問題なく送れます。手紙や契約書、請求書など、大切な書類を送りたいときにも安心です。追跡サービスも付いているので、今どこにあるかがすぐに確認できます。
どこで買える？ポスト投函と窓口利用の違い
レターパックは郵便局だけでなく、コンビニやオンラインショップでも購入可能です。投函はポストと窓口、どちらでもOKですが、厚みがある場合や確実に届けたい場合は窓口からの差し出しがおすすめ。窓口ではレシートももらえるので安心感があります。
ライトとプラスの違いを徹底比較
レターパックには「ライト（青）」と「プラス（赤）」の2種類があります。用途や目的によって選び方が変わるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
レターパックライト｜ポスト投函で受領印不要
ライトは厚さ3cm以内という制限がありますが、その分お手頃な料金で、受取人が不在でも郵便受けに投函されて完了します。対面でのやりとりが不要なので、気軽に使えるのがメリットです。
レターパックプラス｜対面手渡しで安心
プラスは厚さ制限なしで、受取人に直接手渡しされます。受領印やサインが必要なため、確実に届いたという証拠を残したいときに向いています。厚みのあるものや、ちょっと高価なものを送るときも安心ですね。
厚さ制限・重さ・配達方法の違いまとめ
ライトは「手軽で安価」、プラスは「確実で安心」。このように特徴がはっきり分かれているので、送る物のサイズや目的に応じて選ぶのがコツです。どちらも追跡付きですが、対面受取を重視するならプラスがおすすめです。
レターパックは速達扱いになるの？
レターパックは速達と同じように「早く届く」と言われることが多いですが、正式には速達とは別のサービスです。このセクションでは、配達スピードや扱いの違いについてわかりやすく解説します。
公式には「速達」とは書かれていない理由
レターパックは、日本郵便が提供している特別な配送サービスですが、実は「速達」という言葉は公式には使われていません。というのも、レターパックは「専用封筒を使った一律料金の配送サービス」として独立しており、速達とは区別されているからです。
それでも多くの人が「速達と同じくらい速く届いた」と感じているのは、配達スピードが非常に優れているから。特に都市部では翌日に届くことも多く、「実質速達」と表現されることもあります。
ただし、速達には追加料金を払って書留などを付けられるという違いがあり、レターパックとは別物として使い分けが必要になります。
速達とレターパックの配達速度を比較
速達はその名の通り「急いで届ける」ことが目的で、通常の郵便よりも早く配達されます。一方、レターパックも多くの地域で翌日配達が可能ですが、あくまで「基本サービスの範囲内で早く届く」という扱いです。
つまり、速達は確実に早く届くための追加料金がかかるのに対して、レターパックは「速達並みのスピードを持つけれど保証はない」と考えると分かりやすいかもしれません。
重要な書類やどうしても翌日に届けたい場合は、窓口で「速達にしたい」と伝えて選ぶのが安心ですね。
レターパックが速達並みに届くのはなぜ？
レターパックが速達と同じくらい早く届く理由は、郵便局内で優先的に処理されているからです。また、専用封筒を使うため仕分けがスムーズになり、配達までの工程がスピードアップしています。
さらに、レターパックプラスの場合は「対面での手渡し配達」なので、郵便受けに入らない荷物として配達員が優先的に動いてくれることもあります。
ただし、天候や地域によっては配送が遅れることもあるため、「速達同様に届くことが多いけれど保証はない」ということを覚えておきましょう。
「速達にしたいならどれを選ぶ？」迷わないための選び方
速く届けたいとき、ライトかプラスか、それとも本物の速達か…迷いますよね。ここではそれぞれの特徴を比較しながら、状況に応じたおすすめの選び方をご紹介します。
急ぎの場合はレターパックプラスがおすすめ
どうしても早く届けたいなら、「レターパックプラス」が最もおすすめです。なぜなら、ポスト投函ではなく「対面手渡し」で配達されるため、配達ミスのリスクが少なく、到着までの速度も速い傾向にあるからです。
また、厚さに制限がないので、書類だけでなく小物や衣類など少しかさばる物も一緒に送れるのがうれしいポイント。専用封筒にしっかり収まれば、全国一律料金で安心して送れます。
もし「翌日必着」が絶対条件であれば、郵便局窓口で出すことをおすすめします。タイムロスが少なく、より正確な配達が期待できますよ。
時間指定や補償が必要なときは他サービスを検討
レターパックは「追跡」はできても「配達時間の指定」や「補償」は付けられません。高価な物や絶対に失敗できない大切な書類などを送るときは、「書留」や「ゆうパック」など、補償付きの配送サービスを選ぶほうが安心です。
また、時間帯を指定したいときも、ゆうパックのような宅配便が便利。レターパックは「いつ届くかまでは指定できない」ため、急ぎや重要度が高い荷物には不向きなこともあります。
使い分けを意識すると、ストレスも少なくなりますよ。
コスト重視ならライトも便利
急ぎではないけれど、できるだけ早く・安く届けたい。そんなときは「レターパックライト」がおすすめです。厚さ3cmまでという制限はありますが、ポスト投函できる手軽さが魅力です。
受取人が不在でも郵便受けに入れてくれるので、スムーズな配達が可能。料金も430円（税込）とお手頃で、ちょっとした書類やプレゼント、メモ帳などを送るにはぴったりです。
ただし、厚さや内容物によっては封筒がパンパンになってしまうこともあるので、無理に詰め込まず、内容に合った方法を選んでくださいね。
料金・サービス比較表で一目瞭然！
ここでは、レターパックライト・プラス・速達の主な違いを一覧で比較してみましょう。どのサービスが自分のニーズに合っているのか、一目でわかります。
レターパックと速達のコストパフォーマンス比較
レターパックライトは430円、プラスは600円と、どちらも全国一律の明朗会計です。対して、速達は基本料金に加えて「重さ」に応じた追加料金がかかります。
たとえば、250gまでなら+300円、1kgまでなら+400円、4kgまでだと+690円もかかってしまいます。これに封筒の料金なども加えると、速達は意外と高くなりがちです。
100gを超える荷物なら、レターパックの方が安くて便利なケースが多いので、内容やコストをしっかり比較して選びたいですね。
重さ・厚さ・配達方式別に見た最適な選び方
ライトは3cmまでの厚さ制限がありますが、ポスト投函で気軽に送れるのが魅力です。プラスは厚さに制限がなく、対面での手渡しが特徴。速達はより早く届けたいときや、配達時間の相談をしたいときに向いています。
「軽くて薄い書類」ならライト、「厚みがあり確実に届けたい」ならプラス、「絶対に翌日届けたい」なら速達といったように、用途に合わせて選ぶのが賢い使い方です。
このように見比べると、レターパックは「速達と通常便の中間」として、コスパも高く、とても使いやすいサービスだと感じますね。
注意点とトラブルを防ぐためのポイント
レターパックは便利な反面、取り扱いに注意が必要な点もあります。ここでは、うっかりミスやトラブルを防ぐためのコツをまとめました。
壊れやすい物の梱包には工夫が必要
レターパックには補償が付いていないため、配送中の破損や紛失に対する保障はありません。ですので、ガラス製品や精密機器などの「こわれもの」はなるべく避けるか、しっかり梱包する必要があります。
プチプチ（緩衝材）で包んだり、厚紙を中に入れて形崩れを防いだりと、少しの工夫で安心感がアップします。外からの衝撃を考えて、封筒の外にも「こわれもの注意」と書いておくと丁寧ですね。
航空便規制がある品目とは？
中には、レターパックで送れないものもあります。とくにスプレー缶や香水、除菌スプレーなどの可燃性ガス・引火性液体を含む製品は航空輸送ができません。
そのため、これらをレターパックに入れると、自動的に陸送（トラック便）に切り替えられることがあり、配達に1日以上かかることも。
「これ、送って大丈夫かな？」と迷ったときは、郵便局の窓口で確認するのが安心です。見落としがちなルールも、丁寧に教えてもらえますよ。
レターパックの使い分けで失敗しないコツ
ライトとプラス、さらに速達や宅配便まで含めると、選択肢が多くて迷ってしまうこともありますよね。そんなときは、まず「急ぎなのか・確実に届けたいのか・安く済ませたいのか」の3つを軸に考えてみましょう。
そのうえで、「厚さ」や「受け取り方の希望（ポストor対面）」などを考慮していけば、自然とベストな方法が見えてきます。
レターパックは使い方を知っておくだけで、発送の手間もぐっと楽になります。迷ったら、とりあえず郵便局で相談してみるのもひとつの手ですよ。
まとめ｜目的に合ったレターパックを選んで、かしこく発送！
レターパックは、ちょっとした書類から小物まで幅広く対応できる便利な郵送手段です。ライトとプラス、それぞれの特徴を知っていれば、より安心して使うことができます。
ライト・プラス・速達の違いを正しく理解しよう
レターパックライトは「手軽でお安く」、プラスは「安心の手渡し」、速達は「緊急時の確実な早さ」が魅力。それぞれのメリット・デメリットを知っておくことで、用途に合わせた選択ができるようになります。
「とにかく安く早く届けたい！」そんなときには、レターパックはとても頼もしい存在。書類を送る機会が多い方なら、何枚かまとめてストックしておくのもおすすめですよ。
「急ぎ・安さ・手軽さ」で選び方が変わる
郵便って、ちょっと難しそうに思えるかもしれませんが、使い方さえわかればとっても便利。日々のちょっとした工夫で、コストも時間も節約できます。
レターパックを上手に活用して、「大切なものを安心して、しかも早く届けられる」そんな日常を楽しんでみてくださいね♪
